綿菓子に関して
綿菓子(わた菓子)は、わたあめ(綿飴)とも呼ばれています。
お祭り、縁日、文化祭、学園祭など、人が大勢集まるイベントにおいてよく見かけます。焼きそば、タイヤキ、たこ焼き、ポップコーン等と並んで、模擬店や屋台の定番ですよね。
甘く漂う香りにはどこかレトロな懐かしさがあり、あのフワフワした雲のような形状が、気持ちを和ませてくれます。
口の中でみるみるうちに溶けていく優しい食感が人気のお菓子です。
最近では、家庭で手軽に作れる「わたあめ作りのおもちゃ」(クッキングトイ)も販売されていて、結構人気があります。
綿菓子の材料は砂糖。
基本的にはこれだけOKです。とってもシンプルなお菓子なのです。
砂糖は「ザラメ」(白ザラ糖)という、お菓子作りの材料として適した種類のものを使います。普通の状態では「白」で、まさに砂糖の味がします。そして、あらかじめイチゴやメロンといった風味を付けて、着色されているザラメもありまので、色とりどりのわた菓子を作る事が可能です。また着色のみの綿飴も多くあります。
作り方はシンプルです
ザラメを火で熱しながら回転させると糸状になります。それを割り箸などの棒で絡め取ります・・・と言った感じで、綿菓子の作り方や、基本的な原理は、材料と同様にいたってシンプルです。
但し、専用の機器は必要となってきます。
綿菓子機(綿菓子製造機)
お祭り・イベントでの屋台や模擬店では、綿菓子機(綿菓子製造機)という機械を使って作ります。
洗濯に使うような大きな[金たらい]みたいな容器の真ん中には、筒状の部位(釜)があり、ここにザラメを投入して、下から火で熱しながら回転させ、釜の細かい穴から糸状になって出てきたザラメを棒でからめ取ります。雲のようにふわふわに仕上げたら出来上がりです。火力や回転動力は、電動のみの機種と、電動とLPガスを併用する機種とがあります。ガス使用のタイプはパワフルで、プロの方たちが使うような業務用ですね。
綿菓子機による 綿菓子(わたあめ)の作り方の実演です。
綿菓子機の販売とレンタル
綿菓子機(わたあめ機・綿菓子製造機)は、電力のみで稼動するタイプよりも、電力とガスを併用するタイプの機械のほうがパワフルですので、作る時にストレスがかかりません。沢山作らないといけない時や、専業職業として行う場合は、電力・ガス併用式の機械が向いているかと思います。価格的には、電動式タイプなら新品で数万円代からあります。電力・ガス併用式のタイプは、その数倍はするかと思います。
販売 |
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綿菓子機をレンタルする事も可能です。
卓上型やスタンド型など、色々とタイプがあります。どのような屋台や模擬店を出店するのか考慮しながら選ぶことになるかと思います。コインを投入すると自動的に稼動して作ってくれる自動販売機もあります。面白そうですね。あまり大規模な催し物でない場合や機械に不慣れな場合は、電力式のタイプを選んだほうが無難かと思います。注意事項としましては、電力(電源)の確保を安全に行う事です。
レンタル |
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ザラメなどの材料や袋
ザラメや割り箸などは、ネット通販で手軽いに購入することが可能です。
レンタル業者さんが販売している場合もあります。それと、忘れてはいけない大切なもの(笑)が、お客さんを引き付ける役割を果す、わた菓子を入れる袋です。子供たちが喜びそうな、アニメのキャラクターイラストが描かれた袋が販売されています。
材料・袋 |
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綿菓子のおもちゃ
簡単に家庭で作ってみたいなとお考えなら、家庭用の「綿菓子機のおもちゃ」(クッキングトイ)で、わたあめを手作りしてみてはいかがでしょう。
アンパンマン等のキャラクター商品もありますので、子供さんと一緒に楽しく作れます。価格は数千円台からありますので、リーズナブルです。
ザラメで! | キャンディーで! |
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アンパンマンのクッキングトイ。材料はザラメなので超格安。動力は電動です。 | 「あめdeわたあめ」は、市販のキャンディー(飴玉)を材料にします。いつもは、口の中でコロコロ転がして食べるキャンディーが、綿菓子に大変身。子供は楽しいのではないでしょうか。 |
綿菓子機の自作
家庭用のおもちゃで楽しんでいる方も多いと思いますが、なかには、空き缶、オイルランプ、小型扇風機、電動ドリルなど利用して、綿菓子機を自作してしまう方もいるようです。凄いですね。超不器用な私にはおそらくムリです(笑)。もしも手先が器用で科学もしくは料理に関心がある方ならば、作ってみると面白いかもしれませんね。
但し、安全面には充分な注意が必要ですので、書籍やネットでよく調べる等、事前に作り方や安全面を、しっかりと確認しておく事が必須でしょう。
空き缶で綿菓子作り。缶の中にザラメを投入して熱しつつ回転。
底に小さな穴が開けてあり、細く「わたあめ」が出ています。
おもしろいです!!
自作の解説動画。