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お肉の三田屋

三田屋は、兵庫県六甲の北方に位置する、神戸ビーフと並び称される三田牛の生育地である三田を発祥の地としたお店(企業)で、 ハムやウインナーソーセージ、ハンバーグ、コロッケ、カレーなどの製造販売や、ステーキレストランの経営を行っています。 全国各地に店舗展開をしており、お歳暮・お中元・各種ギフトとしても重用されています。

ところで…実は三田屋さんには、4系統あります。

創業家の4兄弟が、別々の商号で独自にお店を経営しています。(註:亡くなっている方も居ます。)

屋号 概要
丹波三田屋 次男 駿治さん/ハム製造を行っています。
三田屋総本家(はざま湖畔) 三男 庸禎さん/ハム・冷凍食品の製造販売。有名百貨店販売や、ネット通販も行っています。 黒毛和牛のビーフカレーも、全国的に知られています。
三田屋本店ーやすらぎの郷ー 四男 償治さん
三田屋 五男 揮八郎さん。

そこで本サイトでは、「三田屋」(五男 揮八郎さん)と、「三田屋本店」(四男 償治さん)について、少し詳しく見ていきたいと思います。

廣岡揮八郎氏の三田屋・ハム

三田屋は、昭和50年代に五男の廣岡揮八郎さんによって設立されました。

「廣岡揮八郎のハム」や「廣岡揮八郎の三田屋」と、自身の名前を冠した商品名をパッケージ等に明記しているのは、揮八郎さんの自信の表れでしょう。そして、おそらく他の三田屋との差別化を図る意図もあるのだと推察します。大阪・兵庫を中心にステーキハウスを複数店舗経営(直営・FC)。

阪急の他、有名百貨店にハムやコロッケ等の販売店を出店しています。

私は、まったくグルメではありませんが、質の良いハムやソーセージを食べたくなった時には、ちょっと奮発して「三田屋のハム」を買い求める時があります。とても美味ですね。私は口に入れると、いつもよりもゆっくりとしたスピードで何度もよく噛みます。噛めば噛むほどにジューシーな肉の風味が口の中に広がって、格別の美味しさです。

素材を厳選し、製法については特に塩の塩梅と熟成時間には細心の注意するなど、手間隙を掛けて作られているそうですが、新鮮で上質な肉製品の味わいを堪能出来ます。同店のパンフレット等のコピーの通り「食は芸術」なのだと感じさせてくれる逸品です。

これらのレシピは、廣岡揮八郎さんが考案したものだそうです。なお三田屋のハムは、水にさらしてシャキッとさせたオニオンスライスに生ドレッシングをかけて、薄くスライスしたハムと一緒に食する食べ方が有名です。

ハムやウインナーに関するラインアップとしては、限定生産の手燻「廣岡揮八郎のハム」、豚ロースのブロックハム・スライスハム、フランクフルト、パスチャー、ベジタブルウインナー、スペシャルウインナー、焼豚、ベーコンスライス、ささみ燻製。そしてドレッシング類などがあります。高級感があり上質なハムやソーセージは、お歳暮・お中元や各種ギフトにもふさわしいと思います。

商品については、阪神地域の阪急百貨店・阪神百貨店・イトーヨーカドー・京阪百貨店、名古屋名鉄百貨店ほかで購入出来ます。また、ネット通販でお取り寄せが可能です。

三田屋本店ーやすらぎの郷ー

三田屋本店は、昭和50年代に四男の故廣岡償治さんによって設立されました。

現在、全国各地に20数店舗(直営・FC)のステーキレストランを展開しています。またハム・ウインナー・コロッケ・ハンバーグ他の製造販売を行っています。商品は同社HP内で通販しており、また、『楽天市場』等のオンラインショッピングでお取り寄せが出来ます。

三田屋本店において特筆すべき点は、世界で初めて能舞台のあるステーキレストランを開店したという事です。

兵庫県三田市の丘陵地域に36,000㎡もの広大な敷地に建つ和式建築の三田屋本店の本拠『三田屋本店ーやすらぎの郷ー』です。客席数は250。毎年、敷地内に建てられた「有馬能楽堂」では、5~10月頃にかけて薪能・狂言が定期上演されています。

大体月に一回公演のようです。レストラン席とさじき席とがあり、夕方に食事をした後に能鑑賞となります。開演は午後6時から。原則的に予約制となっています。電話・FAX・同社HPにて受付を行っています。

美味しいステーキディナーを頂き、能を鑑賞するって贅沢で風流・優雅ですね。

また敷地内には、ティーサロン(羽衣)や三田青磁館が併設されています。三田青磁館には、三田青磁焼という三田地域で江戸後期からしばらくの間のみ作られ昭和初期には途絶えたとされる「青磁」の焼き物が展示されています。これは、故廣岡償治さんが復興を始めた青磁です。

自然の緑のなかで、食事をする・能楽や青磁を鑑賞する。とても文化的・芸術的で風流なこのサービスコンセプトは、お客さんの五感を満足させたいという、創業者の故廣岡償治さんのレストランに対する考えに基づくものだそうです。

なお「ステーキ 三田屋本店 池袋店」においては、ピアノ、琴、フルート等の生演奏が行われています。また、三田青磁焼は、三田屋本店の各地のレストランの料理を盛る器としても使用されているそうです。

単に料理が美味しいだけではなく、日本的な癒しやくつろぎを感じさせてくれそうな、そして五感が刺激されそうな気がします。

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