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うなぎのじゅもん

浜松・春華堂のお菓子、うなぎパイの公式CMソング『うなぎのじゅもん』(小椋佳&アルザ)は、童謡とポップスのテイストが程良くミックスされた感じの、親しみやすいメロディのミディアムテンポの曲です。丁度みんなで手拍子をしながら歌いやすいテンポの陽気な歌ですね。

歌のタイトルにもありますように、サビの部分は、「うなぎ」というコトバを使った、じゅもんのような言葉遊びがなされている楽しい歌詞です。たとえば、「うなぎ・うさぎ・うなじ」といったような言葉遊びです。ほんわかした和んだ気持ちになれる歌です。ちなみに商品名「うなぎパイ」は、ほとんど歌詞には登場しません。ごく控えめに使用されていました。

作詞・作曲を担当している小椋佳さんの歌声が素朴で良い感じです。私が聴いたバージョンでは、アルザ(女性2人組です)は、コーラスと体操(踊り)を担当していました。青い空と海を背景にアルザのおふたりが「うなぎのじゅもん体操」を披露する動画があるのですが、やはり、うなぎをイメージしているのか、クネクネしたユーモラスな動作に見えました。

うなぎパイ cmソング『うなぎのじゅもん』のCDは、2005年7月にユニバーサルミュージックよりリリースされています。5曲入りで、(小椋さんの歌唱)(小椋佳さん歌唱&アルザ コーラス)(アルザの歌唱)など、数種類のバージョンが収録されています。

小椋佳さんが制作

小椋佳さんは、1970年代初頭から活躍しているシンガーソングライターで、特に中村雅俊さん「俺達の旅」、布施明さん「シクラメンのかほり」、美空ひばりさん「愛燦燦」は、幅広い世代に支持されている代表曲かと思います。

ところで小椋さんは、企業のサラリーマンを続けながら音楽活動を長きに渡って行っていました。いわゆる二束のワラジを履いていた訳です。若い頃に滅多にコンサートを開催しなかったのは、そういった事情も背景としてあるのだと思います。

小椋佳さんの職業は某大手銀行員で、浜松支店長を務めていた時期もありました。その仕事の関係上、浜松市の地元企業である、有限会社 春華堂との交流が生まれたのだそうです。

そういった縁と、小椋さん自身が、浜松に深い思い入れを持っている事もあって、うなぎパイのCMソング製作を引き受ける事となり、『うなぎのじゅもん』が誕生したのだそうです。

アルザは姉妹ユニットです

うなぎのじゅもんでユニークなダンスを披露しているアルザは、船越真美子さん、英里子さんの実の姉妹からなるユニットです。

大阪府の出身で、姉の真美子さんが1989年生まれ、妹の英里子さんが1992年生まれです。

幼少の頃から芸能活動を行っているそうで、小椋佳さんが主宰し、毎年公演されている子供たちが主役の舞台 「アルゴミュージカル」の作品に出演したのがきっかけで、アルザが結成されました。

ユニット名は小椋さんの命名です。プロフィールによると、英里子さんは好物のひとつに「うな重」をあげています。

夜のお菓子 うなぎパイ

春華堂のうなぎパイは、浜松の銘菓として名高いお菓子で、特に東海地方や関東地方の方たちには馴染み深いのではないかと思います。ところで、今でこそ通販・お取り寄せによって、全国どこに住んでいても手軽に賞味する事が出来るようになりましたが、現在みたく通販が盛んではなかった頃には、私の地元(関西)では、名前は知っているけど現物を賞味した経験が無い方も少なくはありませんでした。

私もその一人で子供の頃には、「本当にリアルな鰻の形をしているのだろうか、生地に鰻が練りこんであるのだろうか、鰻の味がするのだろうか」と、色々と想像をしたものでした。実際のうなぎパイには、さすがに鰻そのものは入っていないようですが、調味料的にうなぎエキスが配合されており、また隠し味としてガーリックが配合されています。

「夜のお菓子」というキャチフレーズについては、諸説あるようで様々な見解を散見する事が出来ますが、ちなみにこれは、昼間は多忙で家族が触れ合う時間が無いとしても、夜は、うなぎパイをお供に、楽しく一家団欒を過ごして欲しい・・・といった願いが込められているのだそうです。

なお春華堂では、うなぎパイファクトリーの工場見学(ファクトリーツアー)を実施しています。

ご興味のある方は、ご覧になってみられたらいかがでしょう。

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