漫画家の浜田ブリトニーさんのプロフィール、ギャル漫画『パギャル!』についての感想や情報。
漫画家の浜田ブリトニーさんの『パギャル!』は、週刊ビッグコミックスピリッツに、ここ数年来連載された作品の中でも、ひときわ自由奔放パワフルで異彩を放っていた漫画だと思います。私は、同誌を毎週購読しているのですが、『パギャル!』&浜田さんには、同誌編集部も力を入れてプッシュしているような気がしました。
作品をあえてカテゴリー分けするとギャグマンガになるかと思います。毎週基本的に読みきりタイプで、
雑誌の一番ラストの方に平均6ページに渡って掲載されていました。
内容は、東京の渋谷センター街をホームグラウンドとした20歳前後の「ギャル」と呼ばれている女の子たちを主人公にしたものです。メインキャラクターの女の子が3名いて、彼女たちがシブヤを主な舞台に、色々な騒動を巻き起こします。
もっとも、彼女たちは常に自然体であり、当人達は特におかしな事をしているとは思っていない訳ですが、周囲の一般人にとっては、その言動が傍若無人であり、奇妙であり、理解の範囲外であり、びっくりして驚いてしまう訳なのです。
これはある意味、(例えが古いですが)故赤塚不二夫氏の『天才バカボン』や山上たつひこ氏の『ガキデカ』といった、往年のギャグ漫画と、「主人公の奇天烈な言動に周囲が振り回される」と言う意味において、同様の構造を持っているような気がします。ですので、ギャグ漫画の王道を行く作品と言えるかもしれません。
現代の女の子たち(ギャル)の生態を描いている訳ですが、そういった世界とは平素リンクした生活をしていない私でも、楽しく読めます。またギャルの生態をなんとなく知る事も出来ます。デフォルメもしている部分もあるでしょうから、どこまでリアルかは分かりませんが。それから・・・ギャル語の勉強にもなります。笑。
◆2010年1月
自称「ホームレス漫画家」と名乗っている割には、テレビ番組でお母さんと共演するなど、
案外とアットホームな一面を披露している浜田さんですが、住居を借りた事を公表しました。
彼女曰く「ホームレス卒業」「イエガネーゼではなく、イエアルゼになりました。」だそうです。
※コスメブランド「アメイズビューティー」のイメージモデル起用発表会の会見でのコメント。
(2010.1/20 http://news.livedoor.com/article/detail/4560852/)
◆2009年7月
7月13日に発売された、週刊ビッグコミックスピリッツ7月27日号(通巻1416)にて、
「パギャル」は最終話を迎え、全90話にて連載を終了しました。
数号前あたりから、メインキャラクターの現状変化や将来を想起させるような、
どこか終わりを予感させるようなエピソード展開になっていましたが、
やはりそれは、連載終了へのプロローグだったのですね。
最終話は、「何年か後」に、かつてみんなでたむろしていた渋谷に、マイマイ、福みん、ヒメ、ノラの、
メインキャラクターの女の子たちが、久しぶりに集結し再会する設定となっています。
彼女たちはそれぞれ、子供を連れてやってきます。結婚して家庭を持った子もいれば、
シングルマザーの子もいます。パギャルがママギャルになった訳ですね。
パギャルを卒業してママギャルになった彼女たち。渋谷を歩きながら、
数年前の自分たちをちょっと思い出し、懐かしんでいるような余韻を残しながら、終了。
ともあれ浜田ブリトニーさん、お疲れ様でした。楽しまさせて頂きました!
「次回作を準備中」との事ですが、またもやギャル系の主人公を動かすのでしょうか。
それとも、倉田真由美さんや西原理恵子さんが描くような、
実録・体験タッチの企画なのでしょうか。
浜田ブリトニーさんは、2006年にギャルマンガ『ハイパー探偵リンカ』(ビッグコミックスピリッツCasual)でデビューした、
新進のギャル漫画家です。
ホームレス漫画家とも称される事があります。でもホームレスといっても、都内(渋谷)の漫画喫茶や知人宅を転々としている、というイメージでしょうか。真偽は不明です。多分千葉方面に実家があるのだと思います。お母さんは、頻繁にテレビに登場していますね。
浜田ブリトニーさんの画像・映像を観ると、ヴィジュアル的にはいかにも「ギャル風」です。
『パギャル!』連載当時、週刊ビッグコミックスピリッツでは、読者からの相談に答える『ブリトニーの人生相談』を併せて連載していました。そのコメントを読む分には、彼女自身「現役ギャル」と言う事のようでした。
2008年、同誌に藤子不二雄A氏・ちばてつや氏という、日本マンガ界の大御所との対談(鼎談)が掲載されました。物怖じしない話しっぷりで、藤子・ちば両先生と堂々と渡り合っていました。ダンスの話題になって、浜田さんがクラブの話をした時、先生がたも昔ダンスホールで踊っていたなどと言い、盛り上がっていたのが印象的でした。両氏も彼女を気に入っている様子でした。
この鼎談の企画については、浜田ブリトニーさんが漫画家を志したきっかけとして、藤子不二雄A氏の作品「まんが道」を読んだ事を挙げているのも関係しているのだと思います。
また、同誌において益若つばささんとの2ショットグラビア画像が掲載されましたが、ブリトニーさん、とても嬉しそうに写っていました。ちなみに浜田さんはファッション雑誌にもよく登場しています。
浜田さんは千葉県の出身。「日本マンガ塾・塾昼間部プロ養成科」というマンガ専門校を卒業しています(同専門学校のサイトにも、卒業生として名を連ねています。)。それに加えて、漫画家の花津ハナヨさん(スピリッツ連載作品『CAとお呼びっ!』はドラマ化されています)のアシスタントをしていた時期もあったようです。マンガの基礎勉強をしていたと言う訳でしょうね。スピリッツ編集部においてデビュー前から育成されていたようにも見受けられます。
本名・年齢は非公表のようですが、「浜田ブリトニー」のペンネームは、おそらくアメリカの歌手の「ブリトニー・スピアーズ」に由来するのでしょう。推定年齢は、外見から普通に予想すると20〜25歳くらいでしょうか。
浜田さんは、テレビ等のメディアへの露出も増えてきたようですね。陽気で強烈なキャラを持っていると共に、それなりに礼儀をわきまえていて「お茶の間の許容範囲」に充分入っていると思います。これから更に注目を集める可能性は充分あります。
青年漫画誌のビッグコミックスピリッツに、ギャル漫画である浜田ブリトニーさんの『パギャル!』を掲載した同誌編集部のアイデアは秀逸ではないかと思います。これまで同誌は、一種のクロスメディア戦略と言いますか、膨大な数の連載コミック作品について映画化・ドラマ化をプロデュースしてきましたが、ついに「漫画家そのもの」のタレント・プロデュースを始めたのかもしれないですね。
マンガ・コミック本をあまり読まなくなったのですが、昔からの習慣で、週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)は、毎週購入しています。
同誌は、20〜30歳代をメインターゲットとした青年誌の中でも、抜きん出て映画やテレビドラマ・テレビアニメの原作となる作品を多数輩出しているコミック雑誌ではないかと思います。
近年では、2007年度にテレビドラマ『バンビ〜ノ!』(嵐の松本潤さん主演)が放映され、『THE3名様』(佐藤隆太さん、岡田義徳さん 塚本高史さん主演)のDVDが連作リリースされています。
2008〜2009年度には、3部作の超大作映画『20世紀少年』が製作公開され、また2009年初頭には、WOWWOWのミッドナイト☆ドラマとして『超人ウタダ』を放映、更には同じく来年初頭に黒木メイサさん主演映画『昴−スバル−』が公開されますが、これらは全て同誌連載のコミックが原作です。
ちなみにNEWSの山下智久さん主演の映画・ドラマ『クロサギ』の連載も2008年9月より開始されました。
このように、同誌連載のドラマや映画の原作になった作品を挙げると枚挙に暇がありません。
『パギャル!』についても登場キャラが立っていますので、アニメ・ドラマ化がしやすい魅力的な素材ではないかと思います。