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ケブラー素材が採用されています

ケブラーという繊維素材が使われていることから「ケブラー手袋」と呼ばれています。

この繊維は、今から50年あまり前の1960年代に、アメリカの化学企業であるデュポン社が開発に成功したものです。

パラ系のアラミド繊維であり、耐熱性、耐切創、強度性、摩擦性、防護性など数々の耐性に優れており、その上、柔軟性があり劣化しにくい事から、ケブラー繊維素材は、手袋、消防服、防護服をはじめ、タイヤ、ホース、光ファイバーケーブル、オーディオスピーカー、スポーツウエア他、広範囲の分野において活用されています。

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私たちの日常生活の身近なところでも、色々と使用されているのですね。

手袋の特徴

ケブラー手袋は、様々な耐性に優れているため、消防や災害に対する活動や、人体に危害が及ぶ危険性がある工場などの作業現場において、手に対して防護能力を発揮して安全性を付与してくれます。

しなやかさがあり、そして軽いので、指を動かしやすく作業が比較的容易に出来ます。

火事や地震あるいは台風などにおける諸活動において、機敏かつ安全に作業を行う事はとても重要であり、一般的な軍手と比較して格段に強靭で耐性が高いケブラー手袋は、大変役に立つのではないでしょうか。

ケブラー素材を生かした手袋は、各社で製造されています。各社によって工夫が見られ、手袋の部位にポリエステル、ウレタン、皮革他の素材を上手に組み合わせて使用して、さらなる性能・機能性の向上をはかっています。

保管上の留意点

ケプラー素材は、紫外線やアルカリ性には影響を受けやすい面があります。
平素は紫外線に当たらない場所に保管し、アルカリ性の条件下に置かない方が好ましいでしょう。

デュポン社とは

ケブラー(Kevlar)は、アメリカのデュポン社(Du Pont)の登録商標です。

通常は、ケブラーの語尾に【 R 】(白抜き○の中にR)の表示がなされます。

ところでデュポン社とは、フランスからアメリカに渡った男性デュポン氏によって、1802年にアメリカで創業された歴史と伝統がある企業です。

アメリカの発展と共に大きくなっていった、化学関連に主軸をおくコングロマリット(複合企業)です。

化学企業としては世界で3本の指に入る規模であり、大財閥的存在でもあります。その卓越した技術は、かつてアメリカの宇宙開発(アポロ計画)にも寄与したと、高い評価を受けています。

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現在では、ゴム、フィルム、農薬、メディカル関連等々、幅広い分野に事業を展開しています。

たとえば、私たちが日常的に使用する調理用具に、焦げ付きにくいテフロン加工のフライパンがありますが、テフロン(R)は、デュポン社の技術によるものです。

通販について

アマゾン、楽天市場などのショップでは、多彩なケブラー手袋が豊富に通販されています。

ケブラー手袋のワードで検索すると、数百件ものアイテムが表示されます。

滑り止付きほか種類も豊富で、セット購入も可能です。用途や予算に見合った商品を探しやすいでしょう。

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ケブラー・グローブ(手袋)特集サイト

ケブラー(ミドリ安全)特集ページ

ミドリ安全.com(通販サイト)

「ケブラー 手袋」の検索結果

あのときの手袋、もしかしたら・・・

過去に、短期間ですが某製造工場でアルバイトをした経験がありました。募集要項には「軽作業」と記載されていたので、軽い気持ちで応募しました。でも、いざバイトを始めてみると、 想像以上に大変な仕事でした。

それはさておき、金属やプラスティックなどで作られた製品を、ある溶液で洗浄する作業を行っていたのですが、 その溶液は強力なので、素手で行うと皮膚が大きなダメージを受けてしまう事や、幾つかの機器を使用する事から、 かならず手袋をはめて行っていました。

その当時は、手袋の材質については特に関心が無かったのですが、今思い返すと、 もしかしたら、ケブラー手袋を使用していたのかもしれません。

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