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子役活動する場合の費用の目安はどのくらい?

皆様もお分かりの通り、子供を育てるためにはお金がかかります。

衣食住に関する費用が必要であるのは勿論の事ですが、
さらに、優れた学力や素養を身に付けさせたり、特殊な才能を育むためには、もっとコストがかかります。

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たとえば、幼稚園、英会話・学習教室、スイミング、ダンス、バレエ、ピアノなどなど。

専門家の指導を受けたり、高度なスキルを学ぶためには、それなりに支出が発生します。

ズバリ、これは、子どもの将来に対する「投資」ですよね。

愛情、期待、親のエゴ・・・色々な思いを託した投資です。

無論、沢山お金をかければ良いっていうものでもありませんが。

ところで、我が子をキッズモデル/子役にしたい場合においても投資金がかかります。

もっとも、「親子の思い出作りに、一度は雑誌モデルをやってみたい」・・・・といった程度の夢ならば、
直接、雑誌の募集に応募するだけの話ですので、資金面については、それほど心配はいりません。

でも、本格的に芸能界を目指し、子供に継続的なタレント活動をさせるにあたっては、
余程の持って生まれた容姿の良さや突出した高い素質(天賦の才)が無い限り、
もしくは、芸能界・マスメディアに太いパイプや優良なコネクションでも持っていない限り、
能力を伸ばすための効果的な教育・指導や、お仕事を得るためのマネージメント力が必須であり、
そのためには、それなりの支出を覚悟しておかねばなりません。

なぜならば通常、子役になるためには、芸能事務所や養成所、児童劇団などに所属する事になり、
レッスン(専門講師の指導、テキスト、ウエア・シューズ類他)、練習施設の使用、
プロモーション用の写真撮影、などに関しては、有料であるケースが多いからです。

そこで、費用の目安ですが。

幾つかの大手・メジャー系の事務所(養成所)・劇団の場合に関してリサーチしてみたところ、
多少の幅はありますが、およそ下記くらいの費用が相場となっているようです。

入学(入所・所属)する時に、10数万円~30万円程度。

入学(入所・所属)した後に、月額数千円~数万円程度。

※ 当サイト独自調べ

タレント事務所(養成所)、児童劇団などがレッスンを行う場合、専用のスタジオ施設が必要であり、設営費・維持管理費がかかります。プロ講師を起用する人件費もかかります。また専任スタッフ/マネージャーの人件費、レッスンテキスト(DVD/書籍)や、レッスンウエアなどの制作コストも発生します。

そして大手・メジャー系は、子役オーディションの募集広告を、雑誌やWEBの他、幅広いメディアに出しており、そのコストがかかります。

これらの様々な運営費がレッスン生の支払う受講料金に反映されていると考えられます。

これを「高い!」とみるか、「妥当」だとするのか・・・・それは個人の主観・受け取り方の問題でしょう。
また、その家庭の経済状況によっても異なってくる事でしょう。

たとえば、コンスタントにお仕事のオファーがある、充実した指導を受けているなど、
それなりの「成果」を得ている場合には、出費に関しても我慢出来ると言うか、満足度も高いのかもしれません。

芸能関連の事務所等に所属して、子役/モデルなどの活動を行うと、年間数十万円の支出が、自動的に必須となる可能性が高い訳ですが、
現代日本の、ごく一般的な家庭の収入水準から考えると、それなりの負担になるかもしれません。

* 近年、国税庁が実施した「民間給与実態統計調査」によると、全世帯平均年収は412万円との事です。

ちなみに、「幼稚園/習い事に通わす代わりに、芸能人養成所/児童劇団に入れる」
といった考え方をお持ちの保護者の方もいるとの事です。
なるほど。私立の幼稚園ならば、年間数10万円かかるケースも珍しくありません。
また、芸能スクールに通うのも「お稽古ごと」の一種と言えますものね。

費用対効果のこと

芸能事務所、モデルプロダクション、タレント養成所、児童劇団などに要する費用は、
まさしく、我が子を芸能界で成功させるための「投資」です。
また人格形成に影響を与え、感性や表現力・コミュニケーション能力を育むための投資とも言えるでしょう。

*タレントさんの中には、「人見知りを直すために親に入れられました」といった類のエピソードをお持ちの方もいるようですね。

ところで、あらかじめ理解しておくべき事があります。

それは、投資した(お金を使った)からと言って、必ずしも子供の芸能の才能が開花するとは限らず、
また、誰もが簡単にお仕事の(子役の)オーディションに受かる訳でもない、夢がかなうとは限らない、
つまり何も約束されていない・・・・というのが現実だという事です。

たとえお金に糸目をつけずに、レッスンやプロモーションに頑張ったとしても、テレビや雑誌にたくさん出られるとは限りません。
費用対効果の試算は困難(無意味)・・・・なのです。
我が子の可能性を信じて地道にサポートする事は極めて大切。でも、必ず報われるとは限りません。

* 「多数の赤ちゃんモデルや人気子役を輩出している」、「これまで豊富な出演実績がある」等々、
実績・経験豊かな事務所・プロダクションは、一定の費用対効果が期待出来ると言えるのかもしれません。

いずれの事務所(養成所/スクール)や劇団も、熱意をもって子供タレントの育成に取り組んでいるのでしょう。
どのレッスン生に対しても、公平な指導とサポートを心掛けている事でしょう。

しかしながら、芸能界は実力主義であり人気第一主義の競争社会です。

ビジネス面から考えると、全てのレッスン生に、お仕事をオファーする事は難しいと思います。「運」や「縁」のようなものも関わってくるのかもしれませんが、やはり「魅力・才能がある、将来性がある」と認められた子どもたちが、優先的にオファーを受けたり、手厚い待遇を用意してもらえるのは当然のなりゆきでしょう。

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